大人の付き合いでワインを飲む機会が多い
普段あまりお酒やワインを飲む習慣がない人でも、会社の飲み会、取引先の接待、PTAの集まり、町内会の催し、親戚や友人・知人の結婚式など、大人の付き合いで少しは飲まざるを得ない場面は結構ありますよね。
もちろん、体質的に全く飲めないとか、運転しているからダメというならハッキリと断れますが、そうでない時はなかなか断りづらいものです。
知っておきたいワインマナー
自分がお酒好きかどうか、普段ワインを飲む習慣があるかどうかに関わらず、大人の付き合いでワインを飲む場面に居合わせることは、きっとこれからもあると思います。
そんな時、マナーとして知っておくと役立つワインのマナーをご紹介します。
ジュルジュルと音を立てて飲まない
昔、ソムリエさんがテイスティングをする時に、ジュルジュルと音を立てているのを聞いたことがある人もいるかもしれません。
これは、鼻で嗅ぐだけではわかりづらいワインのとても繊細な香りをしっかりとキャッチして嗅ぎ取るために、口から空気を吸い込んで、鼻から空気を抜いているために出る音です。
でも、ワインに詳しくない一般の人が、レストランやバーでソムリエの真似事のように、いかにもワイン通ぶってジュルジュルと音を立てるのは、マナーを知らない見苦しい人だと思われてしまいます。
同席した人や周りのテーブルのお客さん達を不快にさせるだけなので、音を立てず静かに飲むようにしましょう。
ワインを注いでいただくときはテーブルにおく
宴席や接待、ホームパーティなどのシーンでは、目上の方からワインを注いでもらうこともありますよね。
ビールのグラスや日本酒のお猪口であれば、自分の手で器を持つのが当たり前なので、ワインの場合もついグラスを持ってしまいたくなる人もいると思います。
でも、ワインの場合は、 グラスは手に持たず、テーブルに置いたまま注いでもらのが正しいマナーです。
注いでくれる相手と自分の席が離れている時は、グラスを持ち上げずに、テーブルの上を滑らせるようにしてグラスを動かすようにしましょう。男女問わず、とても美しい所作になりますよ。
また、グラスを置いたまま注いでもらうのは、目上の方やお店の人に失礼な気がして恐縮してしまうという人は、注いでくださる方の方に視線を向けて、「ありがとうございます」と笑顔でお礼を言いましょう。
これだけで、マナーを守りつつ感謝の気持ちが伝わります。
一気飲みしない
宴席では、ビールなどを一気飲みするシーンをよく見かけますよね。場の雰囲気を盛り上げるために、体に無理のない範囲で周りに迷惑をかけずに行うのであれば、許される雰囲気があると思います。
しかし、ワインの場合は話は別です。
お酒に強い人であっても、レストランでワインを一気飲みするのはタブーですので、もし周りから一気飲みするようにけしかけられたとしても控えましょう。ワインを雑に扱っているような印象を持たれかねないからです。
ワインは、消費者の元に届くまで、とても長い年月と手間ひまがかかっています。特に高級なヴィンテージワインには、何年も何十年もワインセラーで熟成された年月の重みや歴史があります。
とはいえ、ワインに疎くて、詳しいことはよくわからないという人が、知ったかぶりをする必要はありません。ただ、自分の目の前に運ばれてくるまでの「ワインの長い旅路」や生産者に思いを馳せながら、丁寧にゆっくりじっくり味わうのが、大人の美しいマナーです。
ワインマナーが分からないときは相手の動きを観察しよう
普段ワインを飲み慣れていない人が、いきなりワインのマナーを全て把握するなんて、できませんよね。
なので、もし何か突然わからないこと起きた時は、一緒に参加している人や周りの人がどんな風にしているかを、落ち着いて観察してみましょう。
他の人のしていることに合わせて真似をしておけば、たいていの場合は何とかなるものです。実は僕も、最初の頃はずっとそうしていましたので、大丈夫ですよ。
まとめ
マナーといっても、堅苦しく考えたり、過剰に緊張したりする必要はなく、他の人に強要するものでもありません。
大切なのは、自分も周りの人も、その場にいる皆が気持ちよく、ワインを囲んで楽しいひと時を過ごすこと。
どれだけワインに詳しくても、周りの人がうんざりするほどに知識をひけらかしたり、飲みすぎて悪酔いしたりするのは、マナー以前の問題です。ぜひスマートにワインを楽しむための、参考にしてみてください。
ワイン好きな人の性格はこちらで詳しく解説しています。
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