ワインの持ち運びするときに気をつけたいポイント3つ

ワインは環境の変化を受けやすい


ワインは保管時の温度や湿度、振動、ニオイなどの環境条件によって影響を受けやすい、とてもデリケートなお酒です。

ワイン本来が持っている魅力や風味をより良い状態で味わうためには、ワインを持ち運ぶ時にもいろいろ注意が必要となります。

ワインの持ち運びで気をつけたいポイント3つ


例えば旅先で買ったおみやげのワインを長時間持ち運ぶ時や、ホームパーティーへの差し入れ、屋外でのバーベキューなど、ワインを持ち運ぶ機会もあると思います。

そんなシーンで気をつけたいポイントを3つお伝えします。

車の中に置きっぱなしにしない

車で外出する際に、屋外に駐車した車内にワインを置きっぱなしにしていると、暑さでワインが吹きこぼれてしまいます。夏場は特に注意が必要です。

海水浴やバーべキュー、キャンプなどのレジャーにワインを持って行く時は、冷えた状態で持ち運べるようにしてください。

また、レジャーでなくても、普段の買い物で自宅に持ち帰るまでの間でも、駐車場の環境しだいでは、あっという間に車内の温度が上昇します。

炎天下で車の中にワインを放置しないよう、くれぐれも気をつけてください。

そして、夏以外でも暖房で車内の温度が高くなっていると、スパークリングワインなどは特に吹きこぼれを起こしやすいので、こちらも要注意です。

あと、高速バスのトランクに預ける荷物の中に入れるのも、振動と温度の両方の面から考えて危険なのでやめた方が良いでしょう。

割れないように梱包する

ワインをビニール袋や紙袋に無造作に入れて持ち歩いていると、袋の強度が弱い場合、落として割れてしまいます。

複数本をまとめて入れているとなおさらです。瓶どうしがぶつかりあって割れやすくなるので、緩衝材(プチプチ)や新聞紙などを使って、1本ずつ丁寧にしっかりと梱包しておきましょう。

また、手提げ袋は二重にして強度を強めてから入れることをおすすめします。

直射日光に当たらないようにする

ワインは光(紫外線)が当たることで劣化が進みます。

濃い青や緑、茶色、黒など遮光性のある色のボトルが多く使われているのはこのためです。

ワインを持ち運ぶ際に直射日光が当たらないよう、ボトルを新聞紙などでしっかり巻いて、できるだけ色の濃い袋に入れてください。
袋の口の部分も、テープで留めるなどして隙間から光が入らないようにしておくのが安全です。

ワインを持ち運ぶときはアイスバッグや保冷剤を忘れずに


ワインを持ち運ぶ時には、アイスバッグやクーラーボックス、保冷剤などを忘れずに用意しましょう。

特に、車で運ぶ時には、あらかじめ保冷剤を入れたクーラーボックスを積んでおくと安心ですね。

氷や保冷剤で直接冷却するタイプのバッグを使うと、常温のワインを冷やしながら持ち運べるので、冷やす時間がなかった時は便利ですよ。ワインが高温にさらされないように、しっかり準備をしておきましょう。

また、手で持つ場合でも、一般的な保冷バッグだと、バッグの中でワインが動いて振動が増えるので、できればワイン専用の保冷バッグを用意するのがベストです。

ウェットスーツ素材を使用したものなど、冷えたワインを入れて少し結露しても安心な工夫がされた、断熱性のボトルカバーがあるので、通販やホームセンターなどで探してみることをおすすめします。

まとめ

せっかく買ったワインが、飲む前に台無しになってしまわないよう、お気に入りの大切なワインを美味しく楽しむためにも、ワインはくれぐれも慎重に持ち運びましょう。

ワインの大敵となる条件を作らないよう、収納本数やボトルに合ったサイズのアイテムを活用して、良い状態のワインを楽しんでくださいね。

ワインを買う時「ワイン通販」か「近くのお店」のどちらが便利かはこちらで解説しています。

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